副業で、好きなことを仕事にできる人がやっていること
副業、パラレルワークが推奨される時代になりました。そして副業こそ好きなことを仕事にしたほうがいいと思います。ただ、収入につながるまでには段階があると思うのです。
好きなことを仕事にするための技術
今はネットがあるおかげで情報を発信することも簡単になり、副業も始めやすくなりました。ネットにイラストや漫画を投稿していたら出版社から声がかかってプロになったという話も多々あるでしょう。
私は普段ハンドメイド業界で働いています。ハンドメイドのアクセサリーや雑貨を作ってネット上で販売したり、作り方を教室で教えるなど好きなことをお仕事にしている作家さんにお会いするとワクワクします。
同時に、好きなことで収入を得るにも段階があるんだなと思うのです。ハンドメイドが好きだから「作ったものをネットで販売しよう!」と思っても、商品として売れるレベルに仕上げる技術が必要です。売れるレベルのデザイン力も。
好きなことがすぐに仕事に結びつく人はわずかだと思います。他の人にはないセンスがあって、運もあって、それこそ努力では追いつけない天賦の何かを持っている。そんな方はお金に結びつくのも早いでしょう。
仕事にするなら好きなことのほうが絶対に良いと思いますが、好きなことがお金になるまでの時間は別の話。
才能がない人がダメなわけではなく、お金に結びつくまでの距離が才能ある人よりも長いだけで、やり続けていれば技術は磨かれると思います。
好きなことだからこそやり続けられるし、もっと上手になりたいと思える。努力を努力と思わなくなるから、好きなことを仕事にするのは良い方向だと思うのです。
上手くなりたいから練習しようと思う。好きだから完成度を上げたい。妥協が許せない……これってある意味「プロ意識」と呼ばれるものではないかと。
好きだけどそこまで突き詰めなくていいなら、趣味として楽しむほうが幸せかもしれません。
仕事の幅を広げて考える
好きなことを仕事にするのも、種類がたくさんあるようです。たとえばテニスが得意な社会人が、「今からウィンブルドンを目指してプロになる」というのは難しいでしょう。テニスに関する仕事=プロのテニスプレーヤーだけではありませんよね。
テニスコーチ、審判員、テニススクール、テニスの社会人サークルの主宰、テニスの試合の記事を書く……など、関連するものがたくさんあるはず。
「プロのプレーヤー」に固執することで、好きなことを仕事にする幅を狭めているかもしれません。プロのプレーヤーでなくても初心者向けのコーチになれる可能性は高い。もちろん初心者に教えられるだけの技術は必須項目です。
そして最初は1人だった生徒が2人、3人と増えれば、初心者だけでなく中級者や上級者向けのクラスを作ることもできるかもしれないし、組織化して本業にすることできるかもしれない。
好きなことを仕事にするのは「過程」であって、ゴールは幾多にも広がっていくもの。そしてたとえ1円でもいいから「お金」を介在させる現場に入ることで、好きなことが本当に仕事になっていくのだと思います。
自信がついたら…ってそれはいつ?
「上手くなったら、自信が持てたらやる」とは言っても、自信を持って上手くなったと言える日なんていつ来るの?
上手くなくても自信がなくても、やる人はやる。場数を踏んで自信を身に付けているのでしょう。そして「上手くなったら……」と言う人は、場数を踏んでいる人に敵わない。
「好きなこと」はたいてい他の人も好きで競争も激しい。だから練習も努力もやって当たり前。やるべきことは全部やれ。……と自分に発破をかけています。
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