私こんなに頑張ってるの!「忙しいアピール」が激しい人のトリセツ
職場に1人くらいはいるはず。どれだけ自分が忙しくて、残業も長々とやっているかを熱く語り、「私、頑張ってます」アピールをする人。一歩間違えれば自分も該当するかもしれない「忙しいアピール」をする人について考えました。
忙しいアピールをする人の特徴7つ
今でこそ私は残業から比較的解放されていますが、かつては終電でも終わらない仕事に溢れた職場で働いていました。
当時は、週末に仕事以外の友人に会うたびに、どれだけ遅くまで働いたか、どれだけブラックな労働かを相談しつつグチっていました。それでも会社を辞めなかったのは、ブラック企業なので辞めさせてもらえなかっただけ。
別に「忙しいアピール」がしたいわけじゃなかったし、アピールしたつもりもない。しかしおそらく友人は「そんなに嫌なら辞めればいいじゃん」と思うと同時に、「忙しいアピールかよ」と受け取っていたに違いない。
というのも、現在自分は「忙しいアピール」を聞く側にいるから。「●時まで働いた」「今朝は●時から働いてる」「全然休んでない」……などなど。
本当にSOSを発している人もいるかもしれないので、相手の様子を見ることが必要ですが、私が思う「ただの忙しいアピールさん」の特徴がこちら。
1 ちょっと嬉しそう
「忙しくてもうイヤ」と口で言うものの、まったく嫌そうに見えない。
2 長時間労働をしている自分に酔ってる
ランナーズハイな状態なのでしょう。
3 この仕事は私がいなきゃ、やらなきゃ!という使命感が強すぎ
使命感が強すぎるゆえに他の人に頼むのが嫌で、仕事を手放さない。
4 褒めて欲しそう
忙しさの武勇伝を語られると、「大変だね」「大丈夫?」「スゴイね~」と返さざるを得ないでしょう。大人の礼儀として。
5 忙しい仕事の改善点が見える
分担したり、外注するなど、忙しさを緩和させる選択肢があるのに使わない。
6 自己犠牲の精神がある
「オレの休憩はいいから、皆、休んできて!」というような「one for all」の精神状態なのでいい人だと思う。が、タイミングをはかれば休めると思う。
7 それでも辞めない
「そんなに大変なら辞めたら?」と言っても、なかなか辞めない。
残業しても、もう偉くない
暇すぎるとウツになる、忙し過ぎても発狂する私としては、なるべくスケジュールをパンパンに詰めないように余裕を持たせています。
それでもやむを得ず多忙になることもあり、そんな時はランナーズハイのような状態に。一種の爽快感さえ生まれるのです。
だから「忙しいアピール」をしたくなる気持ち、よく分かります。一歩間違えればアピールしてしまいそうになる。
「忙しいアピール」は、頑張っている自分を認めて欲しい承認欲求の一つだと思います。遭遇したら「ウザい」なんて返さず、うわべだけでも褒めちぎって認めてあげると、本人も気持ちよく頑張れるのではないでしょうか。
ただ、働き方改革ブームによって「残業することが偉い」という文化は終焉を迎えている模様。いずれそんなアピールなど無意味になるのでしょう。逆に仕事できませんアピールになったりして。
関連記事
「会社へのお土産どこまで配る?」で気づいた、人と親しくなる方法
傷つくのが怖い」と言うけれど、傷つくことを決めているのは自分自身
年功序列の会社にいる「井の中の蛙」を、中途転職者から見ると…