2019年2月23日

「返事がない!」待ちの状態。気になって何も手につかない時の心の整理法

投稿者: sanoe

昔に比べて明らかに弱くなったなあ…と感じる能力の一つが、「待つ力」だと思います。返事を待つ、結果を待つ、答えを待つ……。本当は何事もポンポンとすぐに答えが返ってくるわけではないし、むしろ「分からない」という状態のほうが多いのでは。


人は「分からない」状態に不安になる

分からないことはすぐにネットでググればいいし、返事はSNSで即レスされる時代。「分からない」という不透明な状態に放置される機会がかなり減りました。

「人は“分からない”という状態が一番不安になる」と、以前スピリチュアルカウンセラーの方から聞いたことがあります。分かりみが深すぎる……。

「答えも返事もすぐにもらって当然」という時代だからなのか、先が見えない「待ち」の状態に対する耐性がメチャクチャ弱くなっているような気がするのです。


恋愛でも仕事でも、待つことに耐えられる?

たとえば相手からの返事がなければ、「なぜ?」という妄想が広がります。
「嫌われた?」「私、何か気に障ることした?」「忙しいのかな?」

片思いの相手とまだ付き合っていないけれど、イイ感じに関係が進行中の時に陥りがちな妄想ですね。

恋愛だけではなくて、仕事でもあるあるでしょう。
取引先との返事待ちの状態で。
「怒らせた?」「条件が悪かった?」「モメてる?」「トラブってる??」
などなど。

返事がない時に考える妄想はたいていネガティブな内容で、考えすぎると妄想が本当のように思えて冷静でいられなくなってきてしまうのです。

これまでだったら、妄想の中でドツボにハマるのですが、コーチングを学んだことでそれにストップをかけることができるようになりました。セルフコーチングで心を落ち着けるのです。


書くことで心を落ち着けるセルフコーチング

たとえば相手からの返事がなくてモヤモヤする時、こんな手法でセルフコーチングをしていきます。

1 妄想の内容を全部書き出す
グルグルと考えてしまう不安や恐れを全部書いて、吐き出します。頭の中だけで巨大化していた不安を言葉にすることで、客観的に眺めることができます。

2 妄想ではなく、フラットな気持ちで推測を書き出す
妄想はたいていネガティブで偏りがち。相手の立場に立ってみたり、第三者の視点になって物事を眺め、「こんな可能性もある」とフラットな気持ちで推測したことをを書き出します。

3 1~2の妄想は、全部妄想でしかないことを客観的に眺める。
どれだけ妄想しても推測しても、答えは相手の中にあるので、妄想も推測も無駄であることを認識します。

4 考えて解決できることと、考えても解決できないことは何かを判別する
妄想も推測も無駄とはいうものの、推測をもとに対策を立てられることもあります。それは何かを分析します。

5 考えて解決できることは、考えて行動する
分析して、できる対策があるなら、きちんと対応します。相手のためというより自分の心の安心のために。

6 解決できないことは諦めて、今、自分にできるベストなことをやる
今の自分にできる最大限のことをやることで、結果はどうであれ、「ベストは尽くしたのだ」という納得感が生まれます。

コーチングは、頭の中で漠然としているもの(不安や恐れや望み)を具体的に言葉にしていくことで、頭を整理するのに長けているようです。

最近では、仕事で停滞することが発生すると、会社でもノートに気になることを書き出しています。決してサボってませんよ。仕事の健全な進行のために必要なんです!!

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