「こんな会社、辞めてやる!」感情的に退職する前に一度考えること
会社を辞めることは人生の岐路にあたる一大事。人生の大仕事の一つです。だからこそカンタンには辞められないし、長い時間をかけて思い悩むでしょう。
しかし何かのきっかけで「辞めます!」と感情的に言いたくなる時もあるのでは。そうなる前に、考えておくと良いかもしれないことを紹介します。
さっさと会社を辞めても問題なさそうなのは
「辞めようか、どうしよう」とダラダラと悩みながら働き続けるのも時間の無駄。以下の理由ならさっさと辞めていいのではと思います。
1 会社を辞めてからやりたいことが明確
2 会社に一切の未練がない
3 辞めた後の経済的な不安がない
4 ブラック企業で心身の健康に異常をきたす
辞めた後の不安をゼロにするのは難しいですが、不安に飲み込まれない精神状態になっておくほうがいい。つまり「辞めたら後悔するかも……」という不安が強く残る限り、感情的に辞めないほうが良いような気がします。
逃げの退職が悪いとは言わないけれど、自分の中にどこかで「逃げた」と認める気持ちがあると、せっかく辞めてもモヤモヤが晴れないのではと思います。
第三者に客観的な意見を聞く
感情的に「もう辞める!!」と爆発してしまうこともあるかもしれませんが、社会人ですからできるだけ冷静に、大人の対応をして、後腐れなく辞めるほうがスッキリするもの。
上司に感情をぶつける前に、一度家に帰って、ひと呼吸おきましょう。そして会社とは関係のない冷静な第三者に、辞める理由を聞いてもらうと良いと思います。
上司に言いたいことの中には、客観的な視点で見ると、被害者意識とか自己中心的な考えが混ざっているかもしれません。第三者から見ても「原因が会社にありそう」と感じるなら、上司に直訴しても良いと思います。
また、話を聞いてもらう第三者は、手厳しい言葉も受け入れられる信頼関係がある人が良いでしょう。客観的な感想は時に厳しい内容にもなります。信頼できない人には、厳しい話を言うのも言われるのも遠慮したいですよね。
辞めたい理由の大元を探す
辞めたい理由は小さな原因が散り積もって、大きな雪ダルマになっていると思うのですが、その雪ダルマのチリを一つひとつ払ってみると、根本的な大きな原因に突き当たると思います。
私の場合は、職歴を買われて雇われたと思っていたのに、全然関係のない仕事ばかりが降ってきて、「職歴がムダになっているのでは?」という怒りと不安が雪ダルマの大元でした。
大元が分かれば今いる会社での解決策を探すことができるでしょう。どうしても解決できないようだったら、きっと一切の未練もなく辞められると思います。
辞めたいと思いながらダラダラと会社に居続ける必要はないと思いますが、よほどのブラック企業でなければ辞めるのはいつでもできます。感情的な「辞めたい欲」がやってきたら、ひと呼吸おいて、できるだけ冷静に自分と向き合ってみましょう。
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