悩みのテーマがハッキリするだけでもかなり問題の解決につながるらしい
先日、コーチングの勉強会があり参加してきました。そこでの気づきを紹介します。コーチングのセッションが成功するかどうかの要は、最初のテーマ決めにあるそうです。
悩みの核が見えないから余計に不安
コーチングでは、セッションの最初にテーマを決めます。解決したい問題や、答えを明確にしたいことなどを絞って、解決策を具体的に考えていきます。
しかし、解決したいテーマはクライアントさんの中でも明確になっているようで、なっていないのです。悩みが漠然と広がっていて、何が問題なのかも明確ではなくて、分からないから余計に不安だけが大きくなっていくという負のループにはまります。
たとえば、「転職したいけれど、動けない。でもこのままでいけないと思う」という悩みがある場合。
転職したいと思う理由に、現在の職場の何が気に入らないのか、それは改善できないことなのか、転職したら改善されるのか、転職活動に動けないのは何が怖いのか、誰かと比べているだけではないか……など、「このままではいけない」の中にたくさんの理由が細分化されます。
すべてを一気に解決できたらいいけれど、優先順位をつけて一つひとつ順番に不安要素を消していくしかないでしょう。
コーチはセッションの最初に、問題を細分化し、漠然としていた不安を具体的に見える形にしていきます。セッションで目指すゴールを見つけられるかどうか。先輩コーチによると、そこがかなり大事なポイントだそうです。
不安を書き出すのも効果的
悩んでしまって何がなんだかわからなくなった時に、不安なことを全部ノートに箇条書きしていくと良い、と聞いたことがあると思います。
これも、問題点を明確にして細分化していく作業と同じでしょう。不安に感じていることが具体的に見えるだけでも、かなりスッキリすると思います。対策も立てられるし。
私も先日、コーチングのクライアント側を体験し、「自信が持てないのは、進みたい方向に対する知識が不足しているから」という気づきに至りました。
うっすらと頭で分かっていたことだけれど、改めて自分の言葉にしてみることで、より納得が深まります。
改めて気づくことは一人でもできると思いますが「コーチ」という第三者がいてくれると、気づきに至る工程がスピーディ。コーチは、気づきまでの見届け人でもあるようです。
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