2017年11月29日

口ベタ、人見知りで話すのが苦手と思っていたら、本当は好きだった件

投稿者: sanoe

人見知り、口ベタは人の性格、性質によりますが、「話をするのは苦手だし面倒」と思ってしまう理由は「話すのが上手くないから」があるのではないかと思います。それは「話すのが嫌い」とは違うかもれません。会話を楽しむには、相手を信頼するという「自分の在り方」が鍵になります。

「聞く」のはエネルギーがいる


ずっと自分は人見知りで口ベタだと思っていました。友達と集まっても、面白いことも言えないし、話すのも苦手なので聞き役に徹するほうが多いです。しかし人の話を聞くことはものすごい集中力を要します。

たとえば、専業主婦の奥さんの「旦那が話を聞いてくれない」というグチはよくあると思います。仕事で疲れて帰ってきた旦那さんに、奥さんがいろいろ話しかけると「疲れているからまた今度」と言って、一切話を聞いてくれない……。

疲れすぎると他人の話が聞こえなくなるのは、本当にある話。私もなったことがあります。集中して聞きたいのに、相手の言葉がまったく入ってこない。話の内容を理解できない。情報を自分の中に入れたくないという拒否反応です。

それでも聞かなくてはならない時は、聞いているフリをして適当に相槌をうって、話題を掘り下げる質問をもしません。聞くことは集中力を使います。だからこそ「話を聞くプロ」としてカウンセラーさんの仕事があるのでしょう。

本当は話を聞いて欲しい


私は普段から聞き役に徹することが多かったので、話を聞くことが好きなのだと思い込んでいました。好きなら、なぜこんなにも相手の言葉が入ってこないのか。

いつからこんなに話をするのが苦手になったのだろう。思い返してみると、話しやすい相手ならば、聞くことよりも話している割合のほうが断然多い!しかも話すことを楽しんでるし!本当は話したいのです。本当は話すことが好きだったのです。

話すことが好きか、嫌いかが、相手によって変わるならばその違いは何か?
相手に対する信頼感。
心を許せるかどうか。
心を許した相手になら、いくらでもリラックスして話せるようです。

会話は一人でするものじゃないから相性もあるでしょう。どう質問するか、どう話を広げるかというテクニック的なことも。しかし、話しやすさの決定要素は、相手との信頼関係によるところがものすごく大きいのではないかと思います。

信頼関係がなければ、相手からどんな反応が返ってくるか怖くて話せない。私が心を許せていないのに、相手も私に心を許してくれるわけがない。

会話テクニックよりも


口ベタ、話すのが下手、人見知り……という悩みを解決するには、会話術のテクニック以前の問題で、まず相手を信頼することが最も大切なのではないか。

会話テクニックが向上すれば、会話も好きになれるはずと思っていました。テクニックを磨くのも大切だけれど、もしかしたらそれは上級者向けのタスクで、自分のようにマイナスから始める人にとっては、相手に対する信頼感を自分の中に作ることが最初にやるべきことかもしれない。

コーチングでも、まずはクライアントとの信頼感の構築から始まります。クライアントがコーチを信頼できるように安心してもらって話しやすくします。

普段の会話だったら、相手が積極的に信頼感の構築をしてくれることはないので、自分から積極的に相手を信頼するしかないでしょう。

では信頼感ってどうやって高めるの?コーチングによると、相手を「認める」ことだそうです。その人のありのままを、上でも下でもなく、フラットに認めること。

「話すことが好き」と「話すことが上手い」はまた別の話。会話が苦手と感じるのは「上手く話そう」と思うから。

私は、話すことは好きだと気づいたけれど、決して上手くはないです。上手くなくても、話していいんだというGOサインを自分に出してあげると、ちょっと気が楽になるかもしれません。

 

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