2017年4月26日

気持ちのアップダウン。他人の言動に自分の心が振り回されていいの?

投稿者: sanoe

「何となく気が落ち込む…」なんてことは誰にでもあると思いますが、
落ち込む原因は外部要因によって左右されることが多いでしょう。
気持ちのアップダウンが周り次第なのは精神的に疲れます。
けれども、気持ちが振り回されにくくなることはできると思うのです。

相手の言動を気にしすぎ?


仕事である人と知り合ったのですが、何だかとてもご機嫌が悪いタイミングだったようで、とてもぶっきらぼう。
第一印象があまり良くなかったのです。
「ちょっと苦手だなあ…」と思ってしまい、後日に電話をかけるのも怖いし気が重い…ということがありました。

しかし仕事は仕事。
“エイヤッ!”と気合いを入れて電話したところ、
あら?実はとてもいい人?和やかな雰囲気に。その人に対する印象がすっかり変わったのでした。

電話をかけるまで、その人のご機嫌の悪さにとても引っ張られてしまい、
何となく気持ちがズーンと重かったのですよ。
それが電話をかけた後は、「怖い人→優しい人」という印象に変わったわけですから、
それはもう物凄く肩の荷が下りてホッと安心したのでした。

この時、自分の気持ちのアップダウンは、ずっと相手のご機嫌に左右されていました。
が、ふと思ったんですよ。

私は平坦な気持ちで働いていたいのに、
なぜ他者の態度や言葉によって、こうも気持ちが乱高下しなくてはならないのか!?と。

 

自分の感情を他者に依存しない!


自分の感情はいつも、周りの人や出来事が引き金となってアップダウンさせられています。

相手が怒っているから、萎縮する。
相手が感じ悪いから、不安になる。
相手がフレンドリーだから、安心する。
相手の機嫌が良いから、嬉しくなる。

他者との関係なくては生きられないし、
「自分は自分」と割り切っても多かれ少なかれ他者の感情に影響されてしまうでしょう。

それでも、必要以上に影響されることはないのでは。
今回私は必要以上に、相手の言動にアレコレと妄想を巡らせ、自ら気持ちを落としてしまったなあ…と思います。

 

他者に振り回されるほど自分の心は安くない!


他者の言動に振り回されるほど、自分の気持ちは安っぽいものなの?
どれだけ自分が丁寧にやっても、下手(したで)に出ても、
機嫌の悪い人はいるし、不機嫌なのはその人の問題。
相手の不機嫌に私まで振り回される必要はないでしょう。
外的要因があったとしても、自分の気持ちの快・不快は自分で決めることができるはず。
その外的要因も自分の中で妄想して、勝手に決めつけていることもあります。

一人の人間の言動は、誰かの感情に影響を与えている…と思うと、
自分自身の一時的な感情によって誰かに悪影響を及ぼさないようにと思います。

自分と同じように、他者に影響されやすい人がいるのだとしたら、
できるだけ平坦で冷静で、フレンドリーに。そして笑顔でいることを心がけようと思います。

じゃあ感情は出しちゃいけないの?って思うかもしれませんが、
利害関係のない人に八つ当たりはよくない。
感情を出してもいい相手や環境を作ることも大切ですね。

 

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