2016年4月10日

苦手な人を許せるようになる瞬間

投稿者: sanoe

合わない人間関係はどこにでもある

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会社に属していると、組織ですから、好きではない人とも仕事をしなきゃならない時もあると思います。「この人とはどうしても合わない…」「この人とはもう関わりたくない!」と思うこともあるかもしれません。嫌いな人がいても仕事はできます。経済活動ですから。

それでも「嫌だな」という感情を抱えないほうが気持ち良く働けるもの。今回は私が気づいた、「嫌いな人」に対する印象を変える対処法をお伝えします。

私の場合、ムチャぶりをするし理不尽なことを言うことで名高い先輩がいました。もちろん「何なんですか、あの人!関わりたくない!」と同僚に愚痴ったりしていました。

でも、ある時その先輩のプライベートな一面を知る機会があったのです。オタクなほどに武士好きな歴女で、しょっちゅう城とか遺跡を観光しているのだとか。職場では見せない趣味のギャップに、何だかその先輩が可愛く思えたのです。それだけで彼女のムチャぶりも水に流せるような気持ちになれたのでした。

それまで私が知っていた先輩の姿はほんの一面だけ。でも先輩の普段とは違うギャップに “人間らしさ”を感じたのです。相手のことをいろんな角度から見る、理解する…という大切さを改めて実感したのです。

「この人苦手だな…」と感じることがあっても、相手の側面のどこか一部に共感できるポイントがあるのかもしれない。だから第一印象でシャットアウトするのはもったいないのかも。

その人とどうしたいのか。本当の自分の気持ちを知る

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苦手な人に対して、「あーマジでどっか行ってくれ」と、うんざりすることもあります。けれども、「本当にその人が明日からどこかに消えていいの?」と自分の気持ちをよくよく観察してみると、本当に思っているのはこんなこと。

「目の前の苦手な人が職場からいなくなることでもなく、自分が仕事を辞めることでもない。本当はその人と上手くやっていきたい。そして仕事を成功させたい」

人間ですから、どうしてもウマが合わない人はいると思います。それでも嫌わずに、憎まずにいられるのが一番いい。憎まない方法の一つが、多角度から相手を見ることかもしれません。いろんな側面を探して、想像するのも人間関係を良くするための積み重ねだと思うのです。