同じことでグルグル悩み始めたら、「地球はもっと大変だから!」と思ってみる
前回、「思いつめたら、何がなんでも思いを断ち切るように切り替えること」という記事を書きましたが、改めて思いを断ち切る方法がもう一つ出てきました。それが意外に効果的な気がするので、方法の7つ目としてご紹介します。
たいてい小さなことで悩む
同じことをグルグルと、いや、ダラダラと思い悩むのは、たいてい切羽詰まっていない悩みだと思います。
生死に関わるとか、真剣なお金の悩みなど、生きていくことさえ大変になってしまう悩みなら、いつまでも考えている場合ではないでしょう。すぐに解決に向かって行動を始めているはず。
ダラダラ悩むのは、どちらかと言えば嫌だけれどすぐに解決しなくても死ぬわけじゃない。ただ心が晴れ晴れとすることもない、といったことではないでしょうか。
四面楚歌、背水の陣でなければ、悩む行為に時間をかけられます。あとで振り返ってみれば「小さいことでウジウジ考えてたな」と思うこともあるかもしれません。
私がダラダラと悩み続けていることなんて、頭のどこかでは「我ながら器の小さいことで悩んでるよ」と自分で自分を小馬鹿にしています。でも考えてしまうのだから仕方ない。
思いを断ち切る方法、7つ目は…
「地球はもっと大変!私はこんなことで悩んでいる場合じゃない!
地球のためにできることは何か?」
と考えることです。
会社の経営者など人を動かす立場にいる方、大きな仕事を抱えている方は、物事を大局的に見られていると思います。
以前、ビジネスセミナーで「どんな仕事がしたいか?」というワークをしたことがあります。
これから起業を目指すビギナーは「自分がやりたい仕事」についてたくさん出てくるのですが、既に事業を起こし活躍する経営者の方は「社会やお客様が求めていることに応える仕事」を語っていらっしゃいました。
個人の欲を満たす視点ではなく、常に対人、対社会のためにできることを考える習慣をお持ちなのだなと学びました。
私は自分の小さな強欲から抜け出せない。自分のことしか考えていないから。しかし「地球はもっと大変!」と思考を切り替えると、確かに地球も、世界も、日本も、様々な問題を抱えていて本当は自分と無関係なわけがない。
地球を、世界をもっと良くするために、できることについて考えるほうが建設的だし、生産的。
もちろんできることは小さなことでしょう。笑ってしまうほどちっぽけ。それでも映画『ペイ・フォワード』のように親切が広がっていくかもしれない。誰かに優しくできるように、まずは自分が心穏やかに過ごす必要もあるでしょう。
グルグルと悩む思考を「地球はもっと大変!私はこんなことで悩んでいる場合じゃない!」と断ち切って、「地球のためにできることは何か?」と考え始めると、妄想が広がって「地球は私が救わなきゃ!」と思えるかもしれません。
私はちょっと思いました。……中二病ではない。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
関連記事
悩みはすべてネタになる!辛いことからちょっと自由になる考え方