2017年12月23日

いつまでビギナーでいるの?叶えたいことがあるなら行動と実践あるのみ!

投稿者: sanoe

起業したいとか、仕事ができる人間になりたいとか。収まらない欲望を叶えるため、本やセミナー、ネットから情報を得ていますが、私はいつまでたっても「ビギナー」のまま。学ぶ立場をキープし続けています。しかし、欲望を叶えるには立場を変えて行動することが必須です。

学ぶことと実践することの違い


お金を得ることができるのは、学ぶ立場ではなく教える立場にある人だと思います。助けてもらうではなく、誰かを助けることを実践してこそ。

私もいつまでもビギナーでいるつもりはなく、教える側、助ける側になりたいと思っています。しかしいつまでもビギナーでいるのは、教える側の視点で考えることができていないからでしょう。頭の切り替えができていない。会社員を抜け出したければ、「経営者脳」へスイッチを変える必要があるように。

スピリチュアル系の本でも、自己啓発本でも究極的には、成功は行動と実践あるのみとあります。

たとえば、「起業したい」とセミナーで勉強して満足した人と。
本を読んで学んで、とりあえず無料モニターでお客さんを集めて行動してみた人と。
どちらのほうが成長できるかというと、圧倒的に後者だと思いませんか?

どれだけ学んでも実際の行動にはかなわない。……って頭でどれだけ分かっているのに、腰が重い。行動は後回しになってしまう。本を読んで成功した気分を味わって終わり。だから成功に程遠いままなのでしょう。

ネットでの情報発信は「教える側」になること


ネットは「実践と行動」のメディアだと思います。
自分が持っている知識や経験、ノウハウを発表する場。情報を受け取る側にもなるけれど、ブログを書く時は「教える側」になるので、どれだけの情報を持っているかが試されているようです。

グーグル先生の評価も、自ら実践した体験談や、調べた情報、パクリではないお役立ち情報など、ユーザー目線で面白いサイトが高い評価を得るそう。

私のような中途半端な知識では、毎日のネタ探しでも息切れがします。
それでも、数少ない知識と経験を絞り出し、新しい情報を探して体験しながら「教える」側になろうと実践することは、いつまでもビギナーでいるよりも少しだけ前進できると思うのです。

少なくても「可能性の中」で夢を見るのではなく、現実と向き合っているから。

可能性の中で生きている?


「可能性の中」という言葉はアドラー心理学の『嫌われる勇気』で出てくるお話です。当ブログで何度も出していますが、しつこく今回も引用します。

『嫌われる勇気』の中に、「赤面症が治ったら、彼に告白して付き合いたい」という悩みを持つ女学生のエピソードが出てきます。

アドラー心理学の立場で解析すると、彼女が一番恐れているのは彼にフラれること。よって「赤面症があるから彼に告白できない」→「彼と付き合えないのは赤面症があるからだ」と自ら病を必要とし、「赤面症がなければ彼と付き合えるかもしれない」という可能性を残す選択をしているのだそうです。

そんな状態を「可能性の中に生きる」と呼ぶそう。

耳がイタイです。私も可能性の中で生きることが多かったから。大切にしているものほど否定されたくないから、「可能性」を残しておきたい。評価される場にさらしたくないのです。

勇気を出して、可能性にかけてチャレンジしたことは、たいてい上手くいかなかったほうが多いかもしれません。漫画家になりたくて雑誌に応募したら門前払い。絵のコンテストに出して結果ボロボロの低評価でセンスの無さを実感したり。

上手くいかないと当然ガッカリするし、悲観的にもなるし、簡単に折れてしまう。打たれ弱いといつしか勝負を避けてしまう。勝負を避けてしまえば、勝ちも負けもない。

行動するから自分を許せる


たとえ心が折れても、次やるべきことは限られています。
手応えがあるまで行動し続けること。
変わりたいなら今までと逆を行くこと。

大人になってから、「私は行動し続けました!」と自信を持って言えることなんてあったかな?
……もしかしたら、ないかも?好きなことでさえ結構簡単に諦めてきた。

諦めグセがついて心が健全でいられるかというと、どこかでフラストレーションが溜まっていて、不満を抱えているような気がします。そんな自分は嫌。

本当は、勇気を出して行動するのは気持ちの良いことだと思います。結果はどうであれ、とりあえず行動できた自分を許したくなる。

行動しなかった自分に対する嫌悪感って、失敗した時よりも否定感が強い。勇気を出して行動することはとても気持ちが良いしスッキリします。

「成功したから自分を好きになる」ではなくて、「行動したから自分を好きになる」のだと思います。結果はどうであれ、行動した自分のことは認めてあげましょう。

 

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