安室ちゃんの哲学に学ぶ。辞めることを考え始めてからの働き方
「会社を辞めたい」と思いながら働くことはツライです。生活がかかっていることだからこそ簡単には決められません。が、決断するために自分に常に問いかけておく必要があると思うのです。
安室奈美恵さんの決断
先日「NEWS ZERO」で安室ちゃんのインタビューが放送されました。インタビューの一言一句は違うけれど、こんな内容だったと思います。
安室ちゃんが引退を考えるようになったのは30歳の頃。引退を本気で視野に入れたのは35歳の頃だったそうです。
歌と踊ることがこんなにも好きなのに、本当に手放せるだろうかと、やり残したことがないかと確認しながら過ごした5年間。だからこそ引退宣言をした時は、一抹の後悔もなく、もう二度とステージに戻らないと決断した結果なのだそう。
「好きな仕事を手放せるかどうか」という決断は、普通のサラリーマンの退職の葛藤とは少し違うかもしれません。しかし一般人の我々も、会社を辞める道を漠然と考え始め、何かのきっかけで「辞めても後悔はない」と決断できる瞬間があるのではないかと思います。
報われる瞬間があるから
そういえば私も前職では5~6年間くらい辞めたいと思い続けていた気がします。
「辞めたい」には波があって、物凄いピークの時もあれば、たまに仕事をやっていて良かったと報われることもあるので、そんな時はまた頑張ろうと思える。とてもハードな日々だったけれど、達成感と報われる瞬間があったおかげで続けることができた。
退職は入社する時よりも大変なように感じます。大切なことだからこそ、簡単には決められないし熟慮してしまう。その答えを他者に頼りたくなることもあるでしょう。
ただ「辞めたい」と深刻に悩みながら働くことは、普通に働く以上にパワーを使います。だから疲れる。仕事に集中できたらいいのに、余計なことにも頭を巡らせるから。
安室ちゃんのように毎日「やり残したことはないか」と確認しながら働くことは、決断を固めるために良さそうです。そして「この会社でやるべきことはすべてやった」と心から思えたら、自信を持って卒業を迎えられる。
この会社でやるべきことはすべてやった?
もう、やるべきことはない?
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