2017年4月21日

愚痴るクセは要注意!?会社を辞めるためにマイナスを探してない?

投稿者: sanoe

「会社辞めたい」と一度でも思い始めてしまうと、なかなかその考えから抜け出せなくなります。
「辞めたい」と思いながら働くのは、非常にパワーが奪われます。
仕事に対するモチベーションも下がるし、集中力も落ちてしまいます。
どうやったら、そんな状態から抜け出せるのだろう…と考えて、気づいたことがあります。

すべてが満たされる職場などないから!


「なぜ会社を辞めたいと思うのだろう?」と考えてみると、原因がいくつか浮上すると思います。
仕事内容、労働時間、将来性、給与、人間関係などなど。
じゃあ、それが改善されると辞めたくなくなるのか?

たとえば、A子さんの職場に苦手なお局さんがいた場合、
A子さんは「お局さんがイヤで辞めたいんです!」と愚痴るでしょう。
もしもお局さんが定年退職することになれば、
明日からはめでたくお局さんのいない職場になります。
目の上のタンコブが取り除かれたのですから、辞める理由はなくなりました。
A子さんは翌日からモチベーション高く、張り切って働けるでしょうか…?
働けるかもしれませんが、そうでないかもしれません。
なぜなら…。

「お前みたいな奴はどこに行っても同じ」の理由


仕事内容、労働時間、将来性、給与、人間関係といった辞めたい原因。
それに対してグチることがクセになってしまっていたとしたら、
マイナスに目が行くクセがついているということ。
たとえマイナスが取り除かれたとしても、次のマイナスが気になってしまいます。
次の「辞める理由」を作るために、マイナスな点を探してしまうのです。
そしてまた「会社辞めたい病」になっていく…という負のスパイラル。

すぐに会社を辞める人に対して上司が、
「お前みたいな奴はどこに行っても同じ」
「ここで頑張れないなら、他に行っても同じ」って言うセリフ。
なんかの安っぽいドラマみたいですが、「どこに行っても同じことを繰り返す」という理由の一つに、
「辞める理由を探すクセ」があるのではないかと思うのです。

マイナスを探すクセがある限り、今いる職場だけではなくて、
たとえ理想の職場に行ったとしても、本人がマイナスを探す性質でいる限り、
同じように辞めたくなってしまうでしょう。
それが「同じことを繰り返す」理由。
マイナスを探し続ける限り、どこにいても「会社辞めたい病」にとらわれ続けてしまう…。
この無限ループをどうやったら抜け出せるのでしょう?

マイナスを探すクセがあることに気づく


まずは「会社を辞める理由を探すクセがある」と自覚することで、随分ラクになると思います。
私はコレに気づいて「会社辞めたい病」が落ち着きました。
「会社辞めたい病」には波があるので、またやってくるかもしれないけれど。

そして、マイナスばかりが気になってしまいがちですが、
本当はマイナスだけではなくプラスもあるはずなのです。
マイナスを探そうとするセンサーがあるのであれば、
プラスを探そうとするセンサーも同じように作れると思うのです。

本当の辞め時というのは、辞めたいスパイラルに突き動かされた時ではなくて、
違う理由が湧き起こってきた時が一番良いのでしょう。

 

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