2016年8月20日

30代になってやっと「会社を辞めたい」の口グセが消えた考え方とは?

投稿者: sanoe

雪ダルマのように積もっていく…

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社畜になって十数年になるが、「明日、会社に行くのが楽しみ☆」となったことなど当然なく。

一度、「辞めたいな…」と思い始めると、雪ダルマ方式で「辞めたい欲」がどんどん大きくなって、毎日働くことが辛くなる。出勤するのもかなり苦痛で、「辞めたい」と何をしていてもつぶやいている。…いや、つぶやいていた。なぜなら、「辞めたい」という口グセを止めることができたから。

「辞めたいスパイラル」から抜け出すには

「辞めたい欲」を収めるには、転職すればいいのか、独立ならいいのか、やりがいのある仕事ができればいいのか…。

これまでの職歴を振り返ると、やりがいがあっても、責任の重さと忙しさに心身がボロボロになった職場もキツい。定時で帰れるけれど、やりがいが低かった職場でも「このままではいけない」と焦っていた。

結局、忙しくても暇でも「辞めたい」という口グセは同じ。毎日出勤しながら、働くモチベーションは地に落ちていた。辞めたいと思いながら働くのはかなり辛い。どうしたら「辞めたいスパイラル」から抜け出せるのだろう…と、グルグルと考えていた。

「原因は自分の中にある」とよく言いますが

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…きっと私はどこで何をしていても「辞めたい」と考えやすいタイプなのだと思う。
その仕事がラクだろうと、やりがいがあろうと、会社員だろうと、フリーだろうと…。

何をしていても「辞めたい」と考えるなら、職場や仕事内容が問題なのではなく、「辞めたい」と考える自分自身に問題があるのではないか。

「辞めたい」と思った時、「なぜ辞めたいのか?何を改善したいのか?を具体的に考えると良い」といろんな転職サイトに書いてある。

自分の場合、「辞めたい」という言葉は衝動的に軽々しくつぶやいていること。まるで、「お腹空いた」「眠い」と同じレベルで、独り言のようにかるーく言っている。「コバラ空いたな~」程度のもの。真剣に人生を考えての上でのことではないのだ。

自分の感情を客観的に見ればラクになる

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そんなことに気づいてから、事あるごとに発生する「辞めたい」の衝動にとらわれなくなった。「辞めたいな~」と考え始めても、「あー、きたきた。空腹と同じ“辞めたい”ですね」と客観的に衝動を見られるようになった。

本当に退職を決断する感情は、日常的に起こる「辞めたい」というつぶやきではなく、違う言葉で、違う理由が湧いてきた時なんだと思う。「辞めたい」と言っているうちは辞め時ではない。そう自覚してから「辞めたい」という言葉が浮かばなくなってきた。ふと浮かぶことがあっても右から左へ流せるようになった。

「辞めたい」と普段から言う人ほど会社を辞めなくて、本気で退職する人はスパッと決めてあっさり辞める…なんて“あるある”も今ならよく分かる。

とりあえず、「辞めたい」の口グセはもう言わない。