2016年9月12日

やりたくない仕事に、どうやってモチベーションを上げるのか?

投稿者: sanoe

「この仕事はやりたいことと違う!」

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望まぬ人事配置とか、希望していない仕事の担当になるといった、「こんなことしたくて入社したわけじゃないのに~~~」というジレンマ。会社員なら1度や2度は体験したことがあるでしょう。

朝ドラ『とと姉ちゃん』でも、
「俺は編集の仕事がしたくて入ったのに、商品試験(ご飯炊いたり、鉛筆削ったり)ばかりして…。こんなことがしたかったんじゃない!」と言って、“あなたの暮らし出版”を辞めた男性社員がいました。
編集の仕事はとても多岐に渡るので、地味で雑多で、でも手の抜けない仕事がほとんど。
扱う企画が興味ある分野でないと、「こんなことがしたかったんじゃない!」って言いたくもなるでしょう。
「あー、きっと私もこんなこと言い出すタイプだわ…」なんて思いながら観てましたが。

会社組織は“one for all”のチームプレイだから?

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組織に属している以上、自分のやりたいことと会社の望みを100%同じにするのは無理だ…と思う。自分も「メンドウな仕事がキターーー_| ̄|○ガクリ 」とモチベーションを落とすことなどしょっちゅうある。かといって、「それは私のやりたいこととは違うので!(キッパリ!)」と断れるわけもなく。

組織の中で必要だから発生した仕事であって、誰かがやらなくてはならないこと。会社の上層部から見れば、個人の望みを優先されたら、ただの扱いづらい社員でしかない。仮に上役の気持ちになって考えてみても、そんな部下は面倒くさい。

昔から会社員のことを「組織の歯車」と比喩されるが、確かに歯車なんだと思う。組織で、共同体で、チームプレイをする所。全体の利益が優先されるから、“滅私”でないと辛くなる。
個性が尊重される組織で能力を発揮できる方は、おめでとうございます…と心底思います。

望まぬ仕事にどうやって向き合うか?

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やりたくない仕事で精神が沈む前に、気持ちを切り替えて取り組むための考え方を挙げます。

1:会社はそんなものと諦める
会社に期待するから辛くなる。会社にお金以外の何一つも望まないようにする。やりがいとか、人間関係とか、成長とか、お金以外の一切の欲を手放す。徹底的にお金のためと割り切って働く。それが一番シンプルでベーシックな仕事姿勢。

2:自分で「無駄な仕事」と思わない
「こんなことして何になるんだろう…」と、自ら無駄な仕事と決めつけたら、本当に無駄な時間になってしまう。「無駄」と決めてるのは自分自身。需要があるから仕事が発生している。やってみたら意外に向いてる仕事だった…なんてことはよくある話。無駄な経験などないと信じたい。

3:評価を客観的に見る
その仕事を担当するのに相応しいと評価されて与えられた役割。望まない役割でも、周りからの評価を客観的に受け入れて謙虚な気持ちを取り戻す。

4:「やらされてる感」を外す
やらされてると感じながら働くと、モチベーションも急降下。やらされている中で、自分なりのオリジナリティのあるやり方を探してみる。アタマで考えて舵取りするほうがよっぽどいい。

5:させていただく
どんな仕事も、基本は「させていただくものである」と感謝をもって考える。

6:会社以外に求める
「やりたいこと」「認められること」「成功」を会社以外の場所で探す。

7:それでもやっぱり辞めたいです。面白くないから
これは最終手段。決断に納得できて、自分で責任をとる覚悟があるなら辞めても良いのではと思います。

…やりたいことを仕事にできる人はほんのわずかと言われます。それでも毎日のことなのだから、どんなに小さくても「やりがい」「やる意義」「使命感」を感じられるほうが、人間らしい仕事ができるのではと思うのです。