2016年9月26日

女性の職場の人間関係って面倒くさい?仕事だから強くなれ

投稿者: sanoe

女子は、乙女の頃から闘っている

girls01
むかーーーし、むかし。
まだ小学生だった頃から、女子ならではのコミュニティの億劫さにウンザリしていた。

誰と誰の仲が良いのか…
無視した、無視された…
リーダー格は誰か…
グループに居続けるには…

などなど、クラスで一人にならないために、様々な心理戦が繰り広げられていた。

もし今、10代の女の子に友人関係の悩みを相談されても、
「人間関係の悩みは、ずっとずっと何歳になっても発生するものだよ…」としか言えない気がする。
だって、自民党のいい歳したオジサンでさえも、都庁に初出勤した小池都知事を無視するのだから。政治家でさえ大人げなく好き嫌いで仕事するのだから。

「人間関係のイザコザは、大人になっても発生する。それをどう受け取るか、あしらうか。
自分の心の持ちようと、行動だけなら自分で変えられる」と、付け加えると思う。

「仕事だ」と割り切ると、ちょっと強くなれる

girls02
大人になって働き始めると、「嫌われても平気」というマインドがないと仕事にならない。
どんな環境であれ闘わなくてはならない場面が多々ある。
利益を出すために、期限を守るために、案件を通すために、良いものをつくるために…。
嫌われても憎まれても負けられなくて、言いにくいことでも言わなきゃならないことがたくさん。
仕事でなければとっくに折れるし言い張れない。

「嫌われたくない、好かれたい」なんて欲は仕事する上でホントに邪魔。
けれどもコミュニケーションが上手な人は、言いづらいことをカドが立たないように伝えることができるし、自然と応援してくれる人が増えていくから不思議。
「嫌われても平気。でも自分から敵は作らないし、他者に親切にすることができる」という人が強いのではと思う。

「皆、仲良く」なんてムチャをいう学校

girls03
学校はなぜ、「皆と仲良くしましょう」と教えるのだろう。
じゃあ先生方は皆仲良くしているんですか?
苦手な人はいなくならないという事実を教えてくれないのだろう。
そして、苦手な人がいることは、決して間違いでも悪いことでもないと。
「悪口を言われても痛くも痒くもありません」という図太さを育てるほうが、社会でよっぽど役に立つ。

苦手な人との付き合い方は、子どもだけでなく、大人になっても永遠のテーマだ。職場やご近所、ママ友やPTAといったコミュニティ…。

目の前のコミュニティが、世界のすべてに感じてしまうと、とても狭い視点にとらわれる気がする。
世界は広くて、目の前以外にもっとたくさんの人がいて、もっと広いコミュニティの中で、気の合う人が必ずいる…という逃げ道が、目の前の人間関係を俯瞰するきっかけになっている。

「この人苦手だな…」と、敬遠してしまう前に

girls04
苦手な人に対しては、できる限り接点を持たないでいられる方向にもっていくほうがいい。
でも苦手だと思っていた人が、腹を割って話してみたら物凄く分かり合えた!なんてこともある。
第一印象で人を決めつけないほうがいいっていうのも、そんな逆転劇があるからでしょう。

たとえ人と話すことが得意じゃなくても、話そうとする姿勢、相手を理解しようとする姿勢は、きっと伝わっているんじゃないかなあ…。
たとえ面白いノリツッコミができなくてもね。
せめて笑顔だけは、死守。