本当に感じていることは何ですか?“楽しい”言葉に変えていく
コーチングを行う上で「感じること」は、大切なことだそうです。コーチはクライアントさんが話している内容を聞いているけれど、声のトーン、表情、視線、言葉と言葉の間(ま)など、話す内容以外の情報を見て、感じています。
言葉と本音は違うことを表現している
なぜなら、人は必ずしも本音を語っているわけではないから。本当はやりたくないのに、やらなければならないことがあった時に、「やりたいこと」にすり替えて話してしまいます。
本音と言葉にズレが発生すると、そのズレが声や顔など言葉以外のところに表れるようです。
そんな時コーチはクライアントさんの状態を映す鏡となって伝えるます。たとえば「話しているあなたの表情が、楽しくなさそうに見えます」と。
するとクライアントさんは「なぜ楽しくないのだろう?」と、自分の本音に目を向け始めます。
コーチは、クライアントさんの一瞬の変化を敏感に感じ取る必要があるそうです。しかし私は「感じる」ことが苦手。コーチングの先生に言われるまで気づきませんでした。いや、感じてはいるはずなのです。感じたことを素直に言葉に直結しづらい。
コーチは他者の表情や感情に敏感であることが求められるけれど、自分の心にでさえ敏感でない状態で、他者に敏感でいられるわけがない。
正解はない。だから感じたままに言っていい
先日受けたコーチングのクラスの最後に、その日の学びの感想を述べる機会がありました。自分は、感じたこと=感想を言っているつもりだったけれど、「考えではなく、感じたことを言って」と先生。私はずっと「頭で考えたこと」を述べていたようです。
いまだに「感じるって何?感じたことを言うってどういうこと?」と考えています。
「感じること」が鈍ってしまう原因の一つに、相手に気に入られたいとか、嫌われたくないとか、正しいことを言わなきゃといった欲があるから。頭で分かっていても、この欲はこびりついてしぶとい。
先生から教えられたこと。
「答えに正解はない。“正しい”ではなく“楽しい”を選んで」。
楽しいと感じることは何か、楽しいと感じているのか?
たとえば美しい絵や写真を見て、素直にキレイと感じているか?
キレイと感じた自分の感性を信じているか?
楽しい、好き、美味しい、キレイ……など、心が惹かれるものに敏感でありたいです。
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