2017年11月5日

どんな仕事をしたいですか?コレが分かると、ヤル気スイッチが押されると思う

投稿者: sanoe

スキルはあくまでもツールでありテクニックであることを、働いていると忘れそうになります。
大切なのは、そのツールとテクニックを駆使して「何を実現したいのか」ということ。これが分かると、目の前の仕事に対する心の入れようが大きく変わると思うのです。

仕事における「テクニック」と「志」の違い


「どんな仕事をしたいですか?」と聞かれたらどう答えますか?
これは答え方に2つの方向性があると思います。

一つは、「テクニック」についての答え。
もう一つは、「志」。

「テクニック」っていうのは、「ワードとエクセルが使えます」「営業をしていました」「顧客管理」「広報」……など。毎日のルーティンとして自分ができる実務のこと。または身に付けていきたい技術だと思います。

「志」は、その実務テクニックを使って、世の中にどんな影響を与えたいか。誰に何を届けたいのか。誰の役に立ち、誰を助けたいのか……など、広く大きな意味の社会貢献的な意味にあたるでしょう。

仕事の中に、共感できることはある?


転職の面接で自己紹介として語るのは「テクニック」の部分が多いのではないでしょうか。「こんなスキルがあるから、御社で即戦力になる」など。

一方で、新卒の就職面接では「志」を話す割合のほうが多かったような気がします。というのも、会社で役立つテクニックなど私のような平凡な大学生が持っているはずもなく、「技術はなくても気持ちでカバーします!」という方向に持っていくしかなかった。それでも氷河期時代の敗け戦でしたが。

今、転職活動をするなら、面接ではやはり「テクニック」の部分を存分に説明することになると思うのですが、「志」の部分がないがしろになってしまうと、いつか心が会社から離れていってしまうのでは……と思ったのです。

「志」の部分、つまり会社の事業に共感できるか、仕事の中に共感できる部分があるか。

その技術で、何をしたいの?


学生時代の頃に「英語を使う仕事がしたい」と夢を語る女子学生がいました。英語を仕事にする人が少なかった年代なら、英語が話せることがそのまま仕事につながったかもしれません。

しかし今は、「英語を使って、何をしたいの?」という答えまで突き詰める必要があるようです。英語は手段でありツール。テクニック。「何をしたい」という部分が、その人の「専門性」にあたるのでしょう。

通訳をするにしても、ビジネス英語に強いとか、医療系の通訳もできるとか。何かに特化した得意分野があると、そのニッチな業界で重宝されるのだろうと思います。

テクニックを高めていくのはもちろん大切ですが、「志」があってこそのテクニックかもしれません。

お金以外の目的で働く意味を探す


会社を辞めたくなるとつい求人を探してしまいますが、テクニック面の情報を見るだけではなく、「結局、何がしたいの?」と自身に問いかけています。

お金以外の目的で働く意味を見失うと、何のために働いているかが揺らぎ、パフォーマンスの低下につながってしまいそう。

自分の働きは、誰に喜んでもらえるのか、誰の役に立つのか、何を目指すのか。大きな視点で答えることができたら、きっと会社を辞めなくても、やりがいを持って働けるのだろうと思います。

 

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