結婚・出産は女の幸せ？「子育てしてこそ一人前」だろうか？
テレビでも、有名人の結婚・出産に関する報道はワイドショーで長々と特集が組まれます。
おめでたいことなのは間違いないと思うのですが、
万人が結婚・出産を望んでいるかというと違うと思うし、
望んでいるのに手に入らない人にとっては、
そんな報道は腹立たしいことこの上ないでしょう。
目次
世間一般の幸せを押しつけないで
結婚適齢期を過ぎれば「結婚しないの？」
出産のリミットを迎える頃には「子ども作らないの？」
…など、世間からの心ない質問に舌打ちしたくなる女性もいるのではないでしょうか。
もれなく私もそうです。
「結婚して子供を産んで、家庭を作ることが一番の幸せだ」
「子どもを産んでこそ一人前」という、
宗教にも近いほど信じられている世間様の一般常識。
なぜ、結婚することが良いことになるの？
なぜ、結婚したら子どもを作らなきゃいけないの？
世間様の言う幸せの形が、必ずしも私の幸せになるとは限らないのに。
「産むか、産まないか」の悩みは、かなりデリケートで女友達でも話しづらい内容です。
皆、あまりに立場が違うから。
独身の人もいるし、子育て中の人、DINKSの人もいる。
DINKSの中には、産みたくても産めないというご夫婦もいるかもしれない。
子育て中の人は「産んだほうがいいよ！」と言うだろうし、
独身から見れば「結婚してるだけいいじゃん」と思うでしょう。
多様化する生き方を受け入れる
子どもを産めるかどうかも分からないけれど、
もし子どもを産むなら、仕事よりも自分の時間よりも
子どもを優先する覚悟で産みたいと思っています。
仕事のキャリアを望むなら産まないと思います。
私の周りにいる、子どもを持たない40代、50代、60代の女性は、
仕事に生きている人が多いように見えます。
そのお気持ちを察するなんておこがましいから分からないけれど。
もし、自分が子どもを持つことなく歳を重ねることを想像してみると、
相当な仕事人間になるかもなと思うのです。
「子どもを産んでこそ一人前」という説が正しいとは思わないけれど、
子どものためにかけるはずだった時間と労力を何もせずに過ごすなんてできそうにない。
違う方法で一人前になるとしたら、仕事しかないと思う。
ちゃんと仕事して、納税して、誰かの役に立つことをしていないと、
後悔とか劣等感のようなものに負けそうで怖い。
ただね、結婚していなくても、生涯子どもをもたなくても
素晴らしい人生を歩んでいる女性もたくさんいます。
そのような方々が「半人前」のわけがないでしょう。
今は晩婚化、少子化が進んでいるから、これからどんどん
「結婚してもしなくても、子どもがいてもいなくても、どちらでもいい」
という方向になっていくのではと思います。
仕事でも、正社員が必ずしも正解の働き方とはいえなくなっているし。
生き方、働き方がどんどん多様化していくのだと思います。
だからこそ、他人と自分の人生を比べることなど意味がないと、肝に銘じましょう。
どんな道であっても、「私の人生はこれでいいのだ」と胸を張って生きていけるように。
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