2017年4月16日

言いづらい…?言いたいことが言えないと考えてしまう3つの理由

投稿者: sanoe

ビジネスシーンでは、ハッキリ物事を言える人や気が強い人が仕事で活躍し、
職場でも幅を効かせている=成功しているように見えます。

自分の意見を論理的にしっかり述べるので、周りからも舐められません。
仕事なのにハッキリ言えないと思ってしまうのは理由があります。

気が強い人しか、ビジネスで成功できないの?


部下や後輩に、改善点などの伝えるべきことがあるのに、
言いづらいという気持ちはよく分かります。
職場で上司数名がよく使っているテは、「上げて落とす」。

上司「この間の案件、お疲れ様~。いいものができたね~!」
私「ハ…ハイ、ありがとうございます!」
上司「ところでさ、納期が延びた理由って何?」
私「えっと、いろんな事情がありまして…」

この会社の上司は、何か物申したいことがある時にたいてい「上げて落とす」作戦でくるので、
褒められると構えるようになりました。

私はハッキリ言うのが苦手です。
カドが立たないように伝えようと思っているから、要点も遠回りになり、
「結局何が言いたいの!?(イライラ)」と思われがちです。

ハッキリ言えるか。
図々しいくらいに強いか。
っていうのは生まれながら、育ちながらの性格によるところが多いのではとも思います。
20年30年と続けてきた性格は、簡単に変わるものではありません。

なぜ言えない?理由を考えてみた


けれども、ビジネスにおいて言えないことが言えなくなるのは、
3つの原因が自分の中にあるのだと思っています。

1 決定権が自分にない
たとえば外注の人に支持するにあたり、GO なのか、NOなのか、自分に決定権がないと
「一度社に持ち帰りまして…」となってしまいます。
またはどう直してもらうとGOになるのか、
その答えを上司しか持っていない限りは、明確な指示がしづらく、
ハッキリしたことを相手に伝えられません。

2 良し悪しのさじ加減が自分の感性で補えない
感性的な部分で回答をしなくてはならない場面だと、
ハッキリ言いづらいことが発生します。
感性的に「私は良いと思います」と言えるようになるには、
自分の感性にある程度の自信がないと言えません。
たとえば同じ絵画を見て、相手は美しいと言い、自分はそうでもないと感じたとしても、
その会社では相手の感性のほうが正解であるならば、相手の感性に近づく必要があります。
…が、それが結構難しい。

3 追い詰められていないから
たとえば締め切りが限界まで迫っているなどの非常に重要な局面であれば、
四の五の考えている余裕はないので「言いづらい」なんて言ってる場合ではなくなります。
良い人でいる場合ではありません。伝えることに必死になります。
「言えない」などと言っている間は、
自分の中にまだ気弱なことを言えるキャパがあるんだなと思います。

「言いたいことが言えない」「言いづらい」と思う根底には、
たいてい「嫌われたくない」という根強い欲が潜んでいます。
目的のためなら嫌われてもいいと考える人のほうが、嫌われなかったりします。
周りでは「言ったもの勝ち」の場面のほうがよく見られる気がします。
「言いづらい」と思っていることは、
客観的に見れば、言いづらくなるような内容ではないかもしれません。

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