コミュニケーションの修行の場に最適なのは、女の園の職場に…
先日の記事で、女性の職場の面倒くささを書きましたが、
そういう環境に放り込まれると悩むし考えもするので、
人の言葉を額面通りに受け取らないという技術を身に付けられます。
心にもないことを言えるようになる
先日、ある女性上司に褒められましたが、彼女も相当な毒を持っている方。
褒められている言葉の中に、「裏に隠されている意味はなんだろう~?」と深読みするわけです。
返す刀で「○○(上司)さんの仕切りがあってこそ成功したんですよ~」なんて、
心にもないことも言えるようになるのです。
女性の多い職場は心理戦の戦場です。
年齢が高い女性のほうが戦歴も多いので、『キングダム』ばりの腹の探り合いを、
普段のコミュニケーションの中でやってのけます。
きっとこんな高度なコミュニケーション戦が、
大奥や後宮だの、PTAや社宅妻など、女性が集まる環境であれば、
古今東西問わずに行われていたんだろうなあ…と、
『キングダム』第2シーズンを観ながら感じました。
そのような面倒な環境には、できるだけ関わらないほうが得策ですが、
メリットがあるとすれば、心理戦の修行ができるということくらい。
女の園の職場に入った男性も、もれなくその心理戦に巻き込まれます。
本人に聞こえないところで猛者たちに言葉で叩かれながら。
あと、毒を持つ女戦士の猛者たちの中でも、
毒をかわしながら、派閥に属さず一人でも毅然としている女性は、
どこに行っても強いのだろうなあ…と思います。
対極を受け入れる
「苦手な人」っていうのは、たいていの人に存在すると思いますが、
「なぜ自分はあの人が苦手なのか?」を分析することが、苦手感を和らげることになるそうです。
なぜ苦手なのかわからないけれど、なんか苦手。
この「わからない」の部分こそ、謎で不明なものだから怖くなるらしいです。
苦手な人はどういう人なのかを観察し、なぜ苦手なのかを分析すること。
元SMAPの中居君は、自身が司会する番組の中で
「インタビュー相手にやりやすい人を作らない」と述べたそうです。
「やりやすい人」がいるということはその対極に「やりにくい人」がいるということ。
とても真理的な発言だなあ…と思います。
コインの裏表と一緒で、良い面の裏には悪い面があり、どちらかだけを受け取ることはできない。
長所と短所。メリットとデメリットのように、何でもかんでも表裏一体はセット。
それでもやっぱり私はヘタレだから、良い面ばかりを求めてしまうのです。