2016年5月19日

悩みから救ってくれた1冊。『置かれた場所で咲きなさい』

投稿者: sanoe

どんな環境にいても、不満はあるの?

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ノートルダム清心女子大学理事長でおられるシスター、渡辺和子先生の著書『置かれた場所で咲きなさい』。
すでにベストセラーなので、きっとご存知の方も多いと思うのですが、救われたので紹介します。

私は、ここ数日の間ずっと気持ちのダウンが激しくて、「会社辞めたい」「自分はクズだ」という思い込みが続いていました。辞めたいと思っているわけだから、当然いい仕事はできないし、すぐイライラするし、周りの人にも優しくなれません。“お願いだから近づかないで”オーラを出していました。

会社を辞めたい。でも独立の準備もできていない。やりたくない仕事はしたくない…。こんな考え方では結局どんな職場に行っても、たとえ独立しても「辞めたい」という不満は消えないのではないか? 原因は環境にあるのではなく自分の中にある。どんな環境にいても、納得するにはどうしたらいいの?

…と、思考がグルグル巡っていた中で、ふと、『置かれた場所で咲きなさい』の存在を思い出しました。Kindleを入手したばかりの頃にダウンロードして1回読んだきり。その時も「いいこと言ってるなあ」と思ったけれど、改めて悩んでいる今読んでみたら…。

気づかせてくれた、笑顔でいる本当の意味

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ありきたりな言葉だが、雷に打たれたように目が覚めた。著者の渡辺和子先生の言葉が、物凄い重みを持って、でもしっかりと現実的な解決法と共に心に響いてきた。
一生、肝に銘じておきたい。宝物のように素敵なメッセージの一部を紹介します。

悩みのない人生などあり得ないし、思うがままにならないのは当たり前のことです。もっといえば、悩むからこそ人間でいられる。それが大前提であることを知っておいてください。

~中略~
悩みに対する心の持ちようを変えてみること。そうすることでたとえ悩みは消えなくとも、きっと生きる勇気が芽生えるはずですから。

~中略~
ほほえむことのできない人への愛の笑顔であると同時に、相手の出方に左右されることなく私の人生を笑顔で生きるという決意であり、主体性の表れとしての笑顔でした。

『置かれた場所で咲きなさい』より

「ほほえむことの~」の一文は、笑顔で生きる意味について語られた内容です。最近私は、ふとした瞬間に鏡で自分の顔を見ると、いつも怒っているような怖い顔をしていました。もちろん職場でも。

笑顔は何のためにするかというと「主体性の表れ」であるところがストンと胸に落ちてきました。相手の言動に影響されないようにするには、笑顔になるだけでいいんだと腑に落ちたのです。

~続く~