2015年11月23日

郷に入っては郷に従え?転職先のルールに戸惑ったら…

投稿者: sanoe

希望を持って転職したのはいいけれど、上司や先輩に恵まれなかったとか、
社風が合わないなんてことはよくある話。
会社はまるで一つの王国のように独特の文化があり、年功序列という社歴カーストがあったりします。
その文化に馴染むのにはパワーが必要です。

所属している組織の中だけで通用するキャリアがある

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Question:
会社ではどちらの人材が重宝されるでしょう?

A.自社で経験3年の先輩。
B.他社で経験9年の新人。

私の知っている限りでは、Aの人のほうが大切にされると思う。
一歩会社の外に出れば、Bのほうがスキルは高くても、社内ではAの能力が高く評価される。
3年属している人のほうが、会社のルールを知っているから当然ながら仕事を頼みやすい。ヘッドハンティングされたとか、よほど能力の高い人でない限り、経験3年の先輩よりも転職組が重宝されることはめったにないと思う。
なぜ会社に長くいるからという理由だけで、Aに従わなきゃならないのか?

「会社のやり方に染まるのが、社員になるということだよ。
それが嫌なら社員になるな」
…っていう組織の言い分もごもっとも。

それって、「旦那の実家に入った嫁」と同様で、旦那の家のルールに従わざるを得ないのと似てる? 郷に入れば郷に従う。そのルールが嫁の実家の場合と真逆だとしてもね。

新しい職場でキャリアを積んでいくつもりなら、そのやり方に染まるのが一番ラクなのだ。
でも転職組の私は、新しい会社以外の基準があることを知っている。
必ずしも会社のやり方に染まることが、自分のプラスになると思えないこともある。

社歴の長さは立派なキャリア

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外資とかベンチャーは違うと思うと思うけれど、今の職場では、やりがいのある仕事は年功序列で振られる。“社歴が長い”という信用は絶大だ。

けれども仕事の年功序列は、フリーランスの人も同じなのかもしれない。
能力が同レベルのフリーライターが2人いたら、付き合いの長い方に頼みたくなるのが心情だろう。自分が依頼主だとしても、そう思う。
地道だけれど、やっぱり小さな仕事から実績を作って、お客さんに顔を覚えてもらって付き合いが長くなれば、新規の人よりも頼みやすくなる。結果大きい仕事のチャンスが得られる。「長い社歴」「長い付き合い」も立派な経歴の一つなんだな。

3年のベテランの社歴をリスペクトしないと割り切れない。
“実際の経験は先輩より長いのに!”と思ってしまう私はきっと扱いづらい新人。
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