2016年12月1日

起業セミナーに行っても、起業できない人にありがちな5つの理由

投稿者: sanoe

起業を夢見て様々なセミナーや勉強会に参加し、ちゃんと起業できる人と、そうでない人がいるのでは。その違いは何なのか? セミナーで学ぶ以前の問題で、考える前にまず行動するかどうかという問題のようだ。

「パラレルワーク」をしたかった

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「会社員をしながらでも起業しよう。会社にしばられない、不安定でもない、第3の働き方をしたい!」…と、図々しくも野望をもって開設した当サイト。

起業するためのセミナーにたくさん通った。
つい最近も行ってきたばかり。

…が、結局のところ起業どころか「副収入」と言えるレベルにも達していない。
なぜって、やっていないから。
行動していないから。

何もしていないわけではない…ハズ。
セミナーに行ったり、本読んだり。
名刺なんかも作った。
だがインプットしても、アウトプットしきれていない。
そのアウトプットがマネタイズできていないし、そもそもどういう方向でアウトプットしたいのかも曖昧なまま。
アレもコレもしたいが、平日の仕事もあるので時間もキビシイ。
やろうとしていたことが、今日も何一つできなかった…なんて自己嫌悪を繰り返してばかり。
パラレルワークはホントに気力と体力とタイムマネジメントと継続力が求められます。

セミナーに行って勉強して、起業活動した気になっていたんです。
実際は先生の話を聞いて終わり。
懇親会も面倒なのでスルー。
何しに来たんだよ。
1円も稼げてないし、人脈もできていないし、むしろ参加費を支払ってマイナスにしかなっていない。

「起業したい!」と口では言いながら…

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漫画家・安野モヨコ先生の代表作『ハッピーマニア』は、恋愛を探す過程に満足を見だす女性をテーマにしていた。
“彼氏が欲しい!”と日々言いながら、彼氏ができてもそこに幸せを感じられない。求めることが日常。
恋愛に限らず、欲しいのにどうしても手に入らないものを望む人には、多かれ少なかれ似たような状況にあると思う。
いつの間にか、求めることがデフォルトになって、なかなかそこから抜け出せない。
「起業したい!」と口では言っている私も例外ではない。

起業に踏み出せない言い訳あれこれ

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デフォルトから抜け出せない理由を自分の中に探していくと…いろんな言い訳が見えてきた。

1 本業以外のことを仕事にするのが怖い。
平日が忙しいのに、他の仕事をして本当に責任を果たせるのだろうか?という恐れ。
覚悟が足りないんでしょうね。………じゃあ、やるな!ってツッコミごもっともです。

2 まったく稼げていないから、「パラレルワーク」なんて言うのも恥ずかしい。
起業セミナーに行っても、当ブログのことなんか全然紹介できない。評価されるのが怖い。だから人脈もつくれない。

3 他の仕事に一生懸命になったら、本業をおろそかにしてしまうのでは。
会社にいる時間以外にも、市場研究とか企画を考えるとか、何かとやることがあったりする。

4 結局のところ何をやりたいのかよくわからない。
人の役に立ちながらマネタイズする具体例が出てこない…。

5 自己満足で満足してる。
それはただの趣味!

「好き、楽しい」を積み重ねる人が強い

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ここ1~2年、起業準備と称してセミナーに通い、悶々と考えてきましたが…何の形にもならず。
で、周りの同僚を見渡せば、好きなことをどんどんやっていた。
好きが高じて韓国語をマスターしたり、フラワーアレンジメントの資格をとったり、コーヒーの勉強をしたり、海外旅行に行って様々な体験をしたり…と。
どれも「好き」「楽しい」が原動力になっていること。

素晴らしい経験をし、知識と技術を得て、悶々と考えるよりもよっぽど転職や新しい事業に役立ちそうだ。
起業を理由にせっせとセミナーに通っていた私だが、どう考えても彼女たちのほうが「起業」に近い位置にいるように見えた。
「起業」とまで考えていないかもしれないけれど、彼女たちのほうが、人の役に立つ(そしてマネタイズできる)技術や知識を持っているように見えた。

…というわけでセミナー通いはしばらくの間、卒業しようと思う。
学んだことを具体的に行動に落とし込まないと、まったく何も変わらないのだ。

「起業のため」という動機よりも、もう少し「好き、楽しい」と感じられるものに忠実になろうと思う。