2016年11月20日

「失敗しないので」と言ってみたい!「ドクターX」に見る理想的な働き方とは?

投稿者: sanoe

こんなふうに働きたいなあ…大門先生

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あ、もちろん写真は「ドクターX」ではありません。

米倉涼子さん主演で人気のドラマ「ドクターX」。大好きでよく観ていますが、何が魅力って、その働き方です。

医師という専門性を持ち、手術を絶対に失敗しないという卓越した手術技術があるからこそ、組織に対しても強くなれる。ドヤ顔で病院を闊歩し、患者を助けるために必要じゃないことは一切やらない。上司の太鼓持ちとか権力争いとか、派閥の面倒な付き合いも「いたしません」でバッサリ。面倒なギャラの折衝もマネージャーがやってくれる。だから、仕事(手術)だけに集中していればいい。
なんて理想的な働き方だろう。
ま、ドラマですからな。

でもね…サラリーマンには雑務がつきまとう

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普通のサラリーマンなら、メインと呼ばれる仕事があるだろうけれど、それ以外に付随する細々とした作業がある。やっていてもたいして楽しくないけれどなくならない、片付けなければならないこと。たとえば、経費精算、発送、進行管理、お茶汲み、電話番etc…。さらに職場で気を遣うのが人間関係のお付き合い。

こじらせるとストレス倍増。職場の人間関係

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フツーのサラリーマンなら、自分を押し殺して、腹立たしい上司にも取引先にもお客様にも笑顔で接して、言われたことには「御意」。たいがいNOとは言えない。空気を読むのは必須スキル。

「ドクターX」でも腰巾着なオジサンドクターがたくさん描かれています。これがリアルな一般人の姿。
けれども、大門先生は自身の理念に合わないことは「いたしません」とハッキリ言っちゃうところが、リーマンから見てとても小気味いい。リーマンのファンタジーです。水戸黄門ばりの勧善懲悪モノのように、巨大権力や悪党にガツンと言ってくれているように感じるのです。

誰でも大門先生のように働けるか?

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では、フツーのリーマンは、大門先生のように働けないのでしょうか?

大門先生が「私、失敗しないので」と言い放つのも、医師にとっては何千人に1回の手術だとしても、患者個人にとってはたった1回の手術。その1回は絶対にミスしてはならない1回だから、「失敗しないので」は大門先生にとって覚悟の表明なのだということを、マネージャーさんが語る回がありました。

目の前にある仕事を、ルーティンではなくたった1回の仕事として全力で取り組む。その姿勢があるから、大門先生がとてつもなくカッコ良く見えるのですね。

「ドクターX」はリーマンにとってファンタジーですから、現実的に「ないわ~」って思うのだけれど…目の前の仕事をどれだけ大切にするか、その仕事に対する覚悟を持つ心というのは、どんな仕事にも共通することでしょう。

コピー取りでもお茶くみでも、「私、失敗しないので」の心意気ですね!