2016年5月31日

お昼ご飯を見て、働くモチベーションが上がるテレビ「サラメシ」

投稿者: sanoe

いつも狙って視聴しているわけではないが、疲れて帰ってきた夜に、テレビをザッピングしてたまたま映った番組に思わず見入ってしまうことが多々ある。そして優しい気持ちになって、「明日からまた頑張ろう」と思えるようになるのだ。

働いている一人ひとりのお昼ご飯「サラメシ」

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「明日からまた頑張ろう」という気持ちになれる番組の一つが、NHKの「サラメシ」
サラリーマンのメシ?だから「サラメシ」だと思うが、番組のテーマは「ランチをのぞけば人生が見えてくる」。

働いている人にとってランチはリラックスできる心待ちにしている時間。そんな人々のお昼ご飯を映すだけでなく、仕事内容や仕事に対する心意気もさりげなく織り込みながら紹介している。

その職場も、町工場、クリーニング店、駅員さん、植木職人さん…などなど、日常生活にありふれた職場が多い。決して派手でも目立つこともない裏方に近い職場にいる人たちは、まるでいつも身近にいるご近所さんのよう。

働く方々の1日を追いながら、知っているようで知らなかった職場に新たな発見をする。そして丁寧に仕事と向き合う姿に心を打たれる。頭が下がる思いだ。つい自分の働き方を振り返ってしまう。毎日、出勤して働いて、お昼を食べて…という当たり前の日常が、ものすごくありがたい尊い時間なんだと考えさせられる。

仕事にやりがいを求め過ぎて、ビジネスセミナーでよく聞く成功法則とか、「成功=お金」の図式に洗脳され気味の自分にとっては、ルーティンワークに対する姿勢がリセットされそう。

ランチにも社風が表れる?

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「サラメシ」が凄いと思うのは、いろんな職場で働く人たちに共感しながら、「働くとはどうことか?」も考えさせてくれるところ。「お昼ご飯」というフィルターに包んで、押しつけがましくなく見せてくれるから好きだ。

私も、これまでいくつかの職場を転々として、いろんなランチタイムを過ごしていたなあ。
休憩スペースが決まっていた印刷会社では、同業種だけでなく他部署の子とも話すことができた。魚屋さんのバイトでは、店舗の2階の和室でおばちゃん社員たちとお弁当を食べた後、お昼寝時間があった。銀座の出版社で働いていた時は、いろんな外食ランチを堪能した。もちろん一人で食べてばかりだった職場もあるけど、一緒にお昼を食べて関係が和んだことも多い。
振り返ればどのランチタイムにも社風が表れていたし、全部感慨深い思い出だ。

ちょいちょい「辞めたい」とつぶやいているが、今の職場でのランチタイムも何十年も経ってみれば、懐かしい時間になるのだと思う。