「不謹慎狩り」が腹立たしい！

熊本地方にて被災された皆様にお見舞い申し上げます。
一日も早く、日常を取り戻されますように、お祈り申し上げます。

当たり前の毎日は、当たり前じゃない

熊本での地震があってから、記事を書くことができませんでした。
被災して、今日明日の生活さえどうなるか分からない方がいるのに、「やりがいのない仕事は嫌だ」と言っている自分は、なんて浅はかで薄っぺらくて、甘いことを言っているのだろうと無力感を感じていたからです。

毎日普通に働いて、生活できることがどれだけありがたいことか…ということを見直させられます。被災された方々も、地震がなければ今週も先週と同じように働いて、日々を暮らしていたはずなのに…。普通の生活、当たり前のことなんて、あっという間に儚く崩れ去るもの。

５百万円も寄付できる？

タレントの紗栄子さんが５百万２千円の寄付をしたことが話題になっていますね。一方で、その寄付に誹謗中傷するネットの書き込みも。藤原紀香さん、ダレノガレ明美さん、井上晴美さん、矢口真里さん…などなど、熊本を応援するブログやツイッターにも「不謹慎だ」と炎上する「不謹慎狩り」も相次いでいるようで…。

紗栄子さんの年収がどれくらいかは知りませんが、そんな簡単な気持ちでは出せない金額なのでは。これまで私も、紗栄子さんは元夫の名前で売っている人だと思っていたし好感など全くなかったけれど、たとえ売名行為や偽善だとしても行動したことはスゲエ！！って思います。紗栄子さんの行為に異議を唱えられるのは、５百万２千円以上の寄付をした方か、被災された方だけです。

ダレノガレさんは、支援情報をリツイートして「指で操作するだけ」と中傷されたそうですが、そのリツイートでさえやらない人はやらないし、ダレノガレさんには136万人ものフォロワーがいるからこそ、リツイートの一つひとつに大きな意味があるのではと思います。関西出身の藤原紀香さんは、きっと地震の被災を他人事には感じられなかったでしょう。

早く地震が止んでほしい、被災地の方々を応援したいという気持ちには何の悪意もないはずなのに、心ない中傷を受けて、応援した人が傷つくのはなんか違いません？

「不謹慎狩り」に負けないで

被災された方は本当に大変な状況にいらっしゃるからこそ、ネットでの書き込みはとてもナイーブで、言葉を選ぶ必要があるでしょう。でも、多くの人に影響を及ぼすタレントさんなど、どうか「不謹慎狩り」を理由に発言を控えないで欲しいです。メッセージを送り続けて欲しいし、寄付したことも言っていいじゃん！って思います。良いメッセージだったら拡散させていただきます。寄付に関心を持ってもらうのも良いことです。

何か力になりたいと思うけれど、自分に何ができるのか明確な答えがないし、何もできないという無力感にかられます。だからこそ、実際に被災地を慰問するタレントさんや、ボランティアとして行動する方々には尊敬と賞賛と感謝を感じます。

日々の仕事を頑張って経済活動を続けることも大切だと思うのです。そして稼いだ一部を寄付させていただくことも、ささやかかもしれませんが、今できることの一つですよね。