働き方と人間性には関係があるか？

職場で人間性を否定するのは違うんじゃないの!?

ブラック企業で働いていた時、仕事のミスに対して上司に怒られるばかりか、人間性まで無茶苦茶に否定されていた。「人間性まで否定するのは違うんじゃないの?!」と内心キレていたが、実は働き方と人間性はあたらずといえども遠からず関連があるのでは…と思った出来事が。

あるカフェで見かけた若いビジネスマン＆ビジネスガール

平日のランチであるカフェに入ったところ、男女ペアが向かい合って座っているテーブルの隣に通された。女性が座っている奥側のソファに座ったのだが、女性の荷物（ショッピング袋）が結構大きくて、こちら側に侵入していた。男性側に置くとか、荷物の角度を変えれば侵入はちょっと緩和されそうだった。

しかし男女ペアはスルー。荷物も放置。
女性と向かい合って座る男性側の椅子に座れば、邪魔な荷物は回避できる。
でも、私が座りたいのはそちら側ではない。荷物が邪魔だからって、何でこっちが席を変えなきゃならないのよ!?!?…と、ちょっと意地悪な気持ちで、そのまま女性側のソファに座り続けてみた。女性が荷物の侵入に対して何か対処するだろうか？と。

どんなに頭の良さそうな話をしていても…

男女ペアは職場の仲間なのか、はたまたフリー仲間なのか、投資とか経済の話をしていた。荷物のことは一切気にもかけないまま。そして約30分後にカフェを出て行った。

うーん…。投資の話をする前に、いくら他人だからってまったく周りへの迷惑も顧みない人に、成功などあるのだろうか？　これって仕事ができるできない以前に、人間性の問題では？ と思った。

どんな心で生きるか？は、少なからずも働き方に影響を与えているのかもしれない。イヤイヤやる作業なのか、エンドユーザーを想ってやる作業なのか。その仕事の仕上がりは一見同じに見えるかもしれないけれど、ホントに微細なところで差ができているのかもしれない。

プロであるほど精密に、微細な差を意識して仕事をしているだろうし、その極小の差がどうやって生まれるかというと、仕事に対するストイックな心意気＝生き方だと思うから。

で、話をカフェの男女に戻して。
内心、男女ペアにイライラしてた私は、「いくら他人といえども、こんな気配りゼロの人が仕事デキるはずがない！」と思うことで、イライラをおさめていたのでした。
…ああ、でもホントに心臓が強い人なら「荷物ジャマなんですけど」って、サラッと言えちゃったりするのかしら。