2015年12月8日

35歳を越えると、転職する腰が重くなる

投稿者: sanoe

腰が軽くないんです。転職するにも…

Ambivalence1
「果たしてこのままでいいのか?」と思っているけれど、転職をするのはとてもパワーがいる。
在職のまま転職活動をする場合。
転職先を探す、応募して書類審査が通れば何度か面接を受ける。
面接を受けるために半休を取ることもあり、職場にバレないかとヒヤリとする。
面接ではもちろん緊張するし、めでたく合格を勝ち取ってもまだまだゴールではない。

現在の職場に退職の旨を告げる。
仕事内容の引き継ぎを行う。
ヘタをすれば、引き継ぐ人を雇ってもらう必要もある。
引き継ぐための書類を作る。
マニュアルにしておく場合もある。
で、めでたく退職になったとして…。

次の職場に空白期間なく勤めるならいいけれど、ほんの少しでも空白期間があれば、社会保険から国民保険に切り替える手続きも必要だったりする。

 

まだまだ続く、転職完了までの長い道のり

Ambivalence2
新しい職場に入ったら、どんなにキャリアが素晴らしくても、コピー機の種類もちょっと違うし、事務備品の場所も分からないし、お茶汲みのルールなど、新しい職場の文化に対しては新人。
もちろん人間関係や信頼も、ゼロから構築していかなきゃなんない。
仕事の進め方も前職とは違う。
どれくらいで慣れるかはその人の能力によるだろうけど、仕事や環境に慣れてスムーズに仕事を進められるようになるまで、とてもたくさんのステップを踏む。

35歳を過ぎてからの転職を経験したことがある。
20代の頃の転職より、このステップがとてつもなく重くなった。軽やかに腰を上げて転職活動ができたのは、20代の若さゆえの経験不足か、やりたい仕事に対する熱量の違いか。35歳以上の転職を実現するには、「またゼロから転職活動か…」という気の重さよりも、「絶対転職する!」というモチベーションが勝つ必要がありそうだ。
この話を30代同僚女子にしたところ、「わかる~」とのこと。

 

ただ、あっさり辞めてしまう前に

Ambivalence3
「今の職場で本当にいいのだろうか?」という迷いは、100%ダメじゃないということ。100%ダメならとっとと「辞めます!」宣言をしている。迷うのは、ほんのちょっと良い部分もあるから。人間関係だったり、残業少なめなところだったりね。それでも「辞めたい」と言うのはただの我儘か?と葛藤しましょう。

で、葛藤真っ最中の私ですが。

会社って、基本は同じなのではないかと思い始めている。
(あ、もちろんブラック企業は別ですよ)
どこに行っても人間関係があるし、社風という文化とルールがあり、やりたい仕事を任されるまでの過程も、そんなに変わらないのではないかと。すべてが心地良くて、やりたい仕事を最初から担当できる職場なんて絶対にない。
何かが良ければ、何かが良くなかったりする。
どの「良い」で納得するか。ブレない基準を自分の中に見つけるほうが先ではないかと思っている。
Ambivalence4