2015年11月20日

お金か?やりがいか?仕事に対する優先順位を考えてみたら…

投稿者: sanoe

転職活動では、労働条件の優先順位をハッキリさせておくことが、仕事のミスマッチを防ぐ手段にもなりますよね。
入ってから「こんなはずじゃなかったのに…」と後悔するころには時すでに遅し。
その優先順位こそ、「職業観」の確立につながるのかもしれません。

労働条件の種類について考えてみた

work02

前回、「自分軸を作ろう!」なんて書きましたが、私もブレブレな「自分軸」なので、エラそうなことは一切言えません。
が、一般的な労働条件として挙げられるものについて考えてみました。

☆お給料
お金が発生するからこそ働く目的、モチベーションになります。
同時に仕事に対する責任も発生します。
「高ければ何でもいい!」っていうものではなく、
「好きなことで働けるから安くたっていい!」なんてわけにもいかないでしょう。
下積み時代は仕方ないかもしれませんが、ある程度経験を積んだら見合った金額を求める権利はあるはず…。

☆仕事内容
求人票の中でもかなり重要なポイント。
が、入ってみたら聞いていた内容と違うよ!なんてことは多々発生するでしょう。
でも正社員で入ったからには、いろんな仕事が降ってきますよね。
その辺は派遣のほうがガッチリ決めているから、求人票に記載のない仕事を頼まれると派遣会社に文句を言えます。

☆人間関係
こればっかりは入社してみないと読めません。
面接担当の上司が良い雰囲気の方だったとしても、一緒に働く同僚と相性が良いかどうかは分かりません。
お局さんがどれくらい幅を効かせているかも見えません。
社内の人間関係はかなり重要で、仕事で辛いことがあっても、心地よい先輩・同僚・後輩がいれば乗り越えられます。

☆労働時間
基本の労働時間が8時間と記載されていても、見込み残業代が含まれた給与額だったり、年俸制の場合、「定時で帰れることが少ない環境なのかしら?」という疑いがあります。
まあ、仕事がデキる人は仕事が早いので、ダラダラ残っている人に残業代を払うのも「なんか変じゃね?」というのも分かる。
とはいうものの、デキる人だって人間だもの。
定時で終わらない仕事量を与えておきながら「残業代ナシです」なんて会社も「変じゃね?」。

☆福利厚生
ブラック企業だと福利厚生がとってもおろそかです。
健康診断なんてもちろんありません。
雇用保険も有りと聞いていたのに実は入っていなかったとか。

☆その他手当
住宅手当など特別な手当が出る会社に行ったことがないのですが、公務員をしている友人は、寒冷地に異動すると、寒冷地手当など手厚いサービスがあるようですね。


☆通勤時間

どの程度の時間なら許容範囲か、個人の慣れと忍耐力によって変わりそうですね。
生まれも育ちも現住所も埼玉県の友人は、昔から1時間以上の通勤通学をしてきたので、通勤時間が1時間半でも「こんなもんだ」と苦にならないそうです。

他にもいろいろ条件があるだろうけど、とりあえず以上の内容から優先順位を考えてみましょう。
…どうですか?

どの労働条件もバランス良く大切です。

私も考えてみたところ、こうなりました。
1位 仕事内容
2位 お給料
3位 人間関係

考えてみて改めて分かったこと。どれか一つだけなんてムリです。
「比較的譲れない」っていうのは多々あるけれど、「他の条件はナシでも、コレだけは絶対譲れない!」っていうのはない。

どんなにやりがいがあっても、お給料が低すぎたらツライ。
人間関係が悪すぎたらやってられない。

妥協できる範囲でバランス良く整っているのがいい…という贅沢な答えです。

今の仕事の中で、何に満足できますか?

で、今の昼間の職場がどれくらい条件を満たしているかというと…

☆お給料→△
☆仕事内容→△
☆人間関係→◎
☆労働環境→◎
☆福利厚生→◎
☆通勤時間→○

1位のお給料と仕事内容が、×ではないけど、○にはなれない△。
ただ、それ以外の部分が良い環境なので、「贅沢を言ったらバチが当たりそう…」と思います。
悪くはないけど、「今すぐ辞める!!」と断言できるほどの緊急性もないからモヤモヤは続きます。
work03
その仕事が好きになれるかどうかは、結局のところ条件の総合点なんだろうなあ…と思います。
「自分の職業観とは?」の答えはすぐに出ないかもしれませんが、優先順位を考えることで、職場の長所・短所を客観的に見直すきっかけになりそうです。