2015年11月19日

あなたは「働きアリ」「社畜アリ」?「会社に行きたくない」から卒業する1つの方法

投稿者: sanoe

社会人になってもう何年も経つのに、日曜の夕方にサザエさんのオープニングが流れる頃には、「明日会社に行きたくないなあ…」と気持ちがダウンする人もいるのでは? いつになったら、ブルーマンデーやらサザエさん症候群が終わるのだろう? 「働きアリの逆襲」では、モヤモヤの出口に向かうヒントを提案します。

終わらないサザエさん症候群

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私は「明日、会社に行くのが楽しみ!」なんて精神状態になったことがありません! たとえその職場がどんなにラクだったとしても。

定時で帰ることができて、言われたことをこなしているだけで良かった職場にいても、「このままでは社会人として成長できない」と、ものすごく焦っていました。

終電ばかりの激務な編集ライター業をしていた時もあって、やりがいはあったけれどパワハラとプレッシャーで、毎日「辞めたい」とつぶやいていました。
もちろんサザエさん症候群だし、毎週のようにブルーマンデーでした。

仕事探しと部屋探しには共通点がある

「仕事」という単語の中には、お給料、仕事内容、人間関係、労働環境、福利厚生、通勤時間など、たくさんの要素が絡んでいて、全部が満点になることなど多分ないでしょう。でも、どれかが高得点なら納得できるという着地点があれば、ちょっとくらいの赤点要素はスルーできるのかもしれません。

部屋探しに例えるなら、家賃、部屋の広さ、駅からの距離、階層、築年数、風呂トイレ別か、マンションかアパートか…などの条件のうち、絶対譲れない条件と、我慢できる条件を決めることができます。絶対譲れない条件が満たされていれば、あとは“住めば都”になったりするし。

部屋探しで条件に優先順位をつけられるなら、仕事でできないワケはない!と思うのです。

条件の優先順位をつければ「自分軸」がブレずにいられる

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自分の中で、仕事に対する優先順位が明らかになっていないから、どの職場に行っても、どんな仕事をしていても、気に入らないことばかりが目に入ってしまうのだろうなあ…とボンヤリ実感しています。
「こんなはずじゃなかった」「このままでいいのか?」と。

で、自分の本心と向き合い、考え抜いた優先順位が、「職業観」というものになるのではないか。
そして職業観は、「どんな人生を送りたいか?」に対する答えとイコールかも。

一生を通してどんな職業観を持って、どんな仕事をしていきたいか?
この答えを就活生になった時に初めて考えたけれど、もっと早くから探したかったと今頃思うのです。
もっと早く、仕事としてやりたいことを見つける方法を学ぶことができたら。
見つけられなくても、考え続けることが大切と教えてもらえたら。
そして、やりたいことが仕事につながらなくても、どんな心意気でみんなが働いているのか、もっと早く知りたかった…。

もちろん働く中で社会を知って優先順位はどんどん変わるでしょう。
でも常に最新の優先順位にアップデートしていれば、自分の軸がブレずにいられる。一番怖いのは、漠然と不安を抱えたまま、ダラダラと時間を過ごしてしまうことだから。

「働きアリの逆襲」は人生のリベンジを目指す

「サザエさん症候群」に陥る方に、「自分にとっての職業観は?」を明らかにし、仕事と自分の折り合いを付けるきっかけになればとても嬉しいです。
私はイイ歳になった今でさえ、職業観を探し中。
仕事に対してやりがいと使命感を持って働く友人に、心底「いいなあ…」と羨望を感じます。
一方で、「仕事は生活のためだから」と割り切りながら責任をしっかり果たし、プライベートでいろんな経験をする友人も、頼もしくて格好いいと感じます。

どちらの働き方も、勝ち負けとか優劣はない。
彼女たちは、「自分軸」をしっかり持っています。
どんな職場に行っても、誰に何と言われても、自分の役目を果たして行くでしょう。
それができるのも、自分の中で何が大切かを自分で分かっているからでしょう。
話を聞けば彼女たちも紆余曲折の末、その境地にたどり着いたようです。

「働きアリ」で上等。
「社畜アリ」ではいたくありません。
「自分軸」がなくて会社や周囲に振り回されている私は、悔しいが限りなく「社畜アリ」に近いのかもしれません。

「働きアリの逆襲」は、「いつまでも社畜アリのままじゃないぞ!」という野心と、「働きアリですけど何か?」という開き直りを併せ持ってお送りします。
「社畜アリ」から脱皮できるように。
「働きアリ」として何となくモヤモヤ過ごす人生のリベンジが果たせるように。