2016年2月23日

紹介予定派遣から直接雇用になる時に聞いておくべき有給休暇の話

投稿者: sanoe

紹介予定派遣で入社すれば第3者が介入してくれる分、条件面は安心かもしれません。しかし派遣会社や派遣先の会社の言うことを鵜呑みにするのではなく、自分の希望を言ってみることはとても大切です。たとえば有給休暇のこと。

せめて聞いておきたい「有給休暇が発生する日」

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私は紹介予定派遣の半年後に正規雇用になったのですが、有休の発生はそこからまた半年の期間が必要でした。つまり1年間も有休無しで過ごしたのでした。
これが結構キツかった…。
派遣会社に交渉してもらえば、もっと早く有給が発生したのでは?と気づいたのは1年が過ぎてから。

提示の条件にないからとすぐに諦めるのではなく、「有給発生を早めてもらえませんか?」と言ってみれば、すぐに有休が発生するかもしれないので、紹介予定派遣を利用する方はご注意くださいね。

紹介予定の派遣期間終了後に試用期間を設けるのもダメなんですね。
私はフツーに試用期間っぽいものが続いたんですが…。

ネットで調べればすぐに出てくる情報です。
知らなかったでは済まされないし、確実に損します。
「雇ってもらえるだけありがたいや~。有休なんて言えない」…なんて社畜モード全開だったんですよ、あの頃は。

紹介予定派遣でも、求人票の相違は起こります

紹介予定派遣で入社したとはいえ、求人票の仕事内容で
「聞いてたハナシと違うじゃん!!」と思うことがチョイチョイあります。

たとえば自分が担当する仕事が、最初に聞いた話と微妙にズレていること。80%以上のズレなら速攻辞めているでしょう。それが30~40%くらいのズレなんすよ…。
だから完全に違う!とも言い切れません。

最初は「派遣の立場だから、コアな仕事は頼まないようにしているのかな?」と思ったし、派遣会社も「社員になったら変わるのでは?」と言っていました。

入社したばかりの頃、上司がこれから展開していく予定の仕事のビジョンを語ってくれました。
そしてあれから1年以上経ちましたが、あのビジョンはいまだに形になっていません。

また派遣で入った時は、産休中の女性がいるからその仕事を担当する形になると言われました。
「じゃあ、産休の人が戻ってきたら仕事がなくなるのか?」と派遣会社に聞くと、
産休の先輩は戻ってきたら、「違う範囲の仕事をする予定」と言われました。
そしてあれから1年以上経ちましたが、先輩は産休前の仕事と同じ仕事を続け、私は聞いていた仕事からあぶれているような気が…。

紹介予定派遣は、雇用者も被雇用者もお互いにとっての“お試し期間”ですが、どんなにお試しで体験しても、正社員になってから「聞いてねーよ」ということがいくらでも起こります。たぶん会社にとっても。

「聞いてた話と違う!」の対処法3つ

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グチが多くて恐縮ですが、やっぱり会社(上司)とは、賢く付き合わなきゃならんね…と実感するのです。
では、「聞いてねーよ」ということが起こったらどうするか?

受け入れる
精神的にコレが一番難しいだろうな…と思う。社畜になるのではなく、抗うことにパワーを使わない省エネ型。
頼んだことを臨機応変にやってくれる便利屋的立場の人は、組織にとってかなりありがたい存在でしょう。

やりたい仕事を形にする企画を提案し続ける
却下されることは前提。それでも提案し続ける根性と心意気が買われるのだと思います。

もちろん転職という選択肢もアリ
でもね、辞めたい時に限って、「コレは!」っていう求人になかなか巡り合えないと思いません?

抗うのも流されるもアリだと思うのですが、「辞めてやる!」と具体的な行動を起こしていない時点で、グチを抱えながらもやっていける職場ということなのでしょう。

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